樋野興夫ブログ 「がん哲学学校」

第246回「がん哲学学校」
「構想の実現」〜 本物に出会うと 深入りできる 〜

2018年04月15日


土曜日の午前、早稲田大学 エクステンションセンター(中野校)での、市民向けの5回シリーズ講座『がんと生きる哲学 〜医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える〜』の第2回に赴いた。今回は、『がん哲学』(EDITEX発行)の『お茶の水メディカル・アカデミア構想 〜吉田富三の命題の実現 〜』(ページ 84,85)と『吉田富三の言葉』(ページ86)を学んだ。多数の質問もあり、あっという間の、充実した有意義な90分間の講座であった。思えば、『お茶の水メディカル・アカデミア』は、癌研から順天堂大学の教授に赴いた時(2003年)の構想であり、「お茶の水がん学アカデミア」(順天堂大学に於いて)も、今月で第143回集会を迎える。継続の大切さを、しみじみと感ずる今日この頃である。まさに、「本物に出会うと
深入りできる」 の体験の日々である。

土曜日の午後{『吉田松陰記念 北千住がん哲学外来』1周年記念講演会 & メディカルカフェ 〜 医療の幕末〜}(北千住マイルに於いて)に赴いた。足立区議員からの「来賓挨拶」もあり、会場は 大いに盛り上がった。早速、「本日は 8名も面談してくださりありがとうございました。アンケートからも 面談が出来てよかったとの感想が よせられていました。また、足立区でももっとと 言う声や 葛飾でもやってほしい声も よせられました。地域で 継続的に行う 必要性を 感じた1日でした。」との 主催者からの 心温まるコメントが届いた。

土曜日の夜、『ラジオNIKKEI「大人のラジオ がん哲学学校」』の収録に赴いた。今回は、名古屋から『シャチホコ記念がん哲学カフェ』の代表と、中学生時代に立ち上げた『メディカルカフェがん哲学外来「どあらこ」』のスタッフの高校1年生の息子さんも出席された。スタジオからは、電話でつないで、同級生で、小児がんの体験者で、「どあらっこ」の代表との会話がなされた。名古屋では、国立がん研究センター名誉総長の堀田知光先生と、高校生とで、『「がん教育」を考える会 in名古屋』が、立ち上がったとのことである。まさに、『もしかすると この時の為かもしれない』を実感した。スタジオには、お母さんの知人で今度、『たまプラーザ がん哲学外来カフェ』2周年記念講演会を企画されている方も スタジオ入りされ、高校生にも大好評で、歴史的な番組となった。

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第245回「がん哲学学校」
「誰もが いないところでもやる訓練」〜人を動かす底力のある真のリーダ− 〜

2018年04月09日


土曜日、早稲田大学 エクステンションセンター(中野校)での、市民向けの5回シリーズ講座『がんと生きる哲学 〜医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える〜』の第1回に赴いた。今回は、『がん哲学』(EDITEX 発行)の『心的不消化からの脱出 〜目下の急務は 〜』(ページ 82,83)であった。「心的不消化の続く現代」、「目下の急務は ただ忍耐あるのみ」、「目下の急務は決勝点を見通す視点を 持つこと」の言葉に、対する質問で、教室は、大いに盛り上がり、あっという間の、充実した、有意義な90分間の講座であった。

土曜日の午後 『<がん哲学外来> 第71回 お茶の水メディカル・カフェ in OCC』に赴いた。70名を超える参加者と、高知県からの面談者、親子、夫婦など複数の個人面談もあり、本当に、心に残る、温かい雰囲気での一時であった。早速、『本日も、素晴らしいお話し有難うございました。「誰もが いないところでも やる訓練」の言葉が遺りました。』のメールを頂いた。『<がん哲学外来> お茶の水メディカル・カフェ in OCC』は、6年も続、次回(5月26日)は、6 周年スペシャルが企画されており、ピアノ、バイオリンの演奏が予定されている。主催者の榊原寛先生ご夫妻の「おもてなし」には、本当に感謝あるのみである。

日曜日の午後は、信州大学医学部附属病院の主催である『信州大学 がん哲学外来 in 軽井沢』(軽井沢病院に於いて)に、wifeと一緒に向かう。100年前には、「内村鑑三・新渡戸稲造」も訪れている軽井沢は、筆者にとっては、特別の想いがある。次世代の「Medical Village」の構築が、筆者の見果てぬ夢でもある。

今夏の海の日(7月16日)には、『公開シンポジウム:がん哲学外来 10周年 新渡戸稲造 軽井沢夏季学校 校長就任 100周年記念 第2回軽井沢夏季がん哲学学校』が、開催される予定である。基調講演 1『新渡戸先生の机』(恵泉女学園 理事長 宗雪雅幸氏元富士フィルム社長)、基調講演 2『女子高等教育と新渡戸稲造』(東京女子大学 理事長 氏家純一氏 野村ホールディングス名誉顧問が、企画されている。筆者は、[総括・閉会]で『国際教養と新渡戸稲造』を語る。『人を動かす底力のある真のリーダ−』の育成は、時代的要請であろう。

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第244回「がん哲学学校」
ぶれる時代の人材育成 〜 私らしく生きる 〜

2018年04月02日


筆者が、代表世話人を務める「お茶の水がん学アカデミア 第142回集会」(順天堂大学に於いて)に参加した。今回は、丸山玲緒先生(がん研究会
がん研究所 がんゲノムプロジェクト)の『乳がんにおける エピゲノム不均一性の解析の試み』と近藤科江先生(東京工業大学 生命理工学院
生命理工学系ライフエンジニアリングコース)の『in vivo 光イメージングを用いた
がん治療標的の探索』の講演であった。日進月歩の学問の最先端の学びは、本当に勉強になった。

筆者が、委員長を務める「アスベスト・中皮腫外来推進委員会」に出席した(順天堂大学に於いて)。2005年の「クボタ・ショック」の直後、わが国で初めて順天堂大学に「アスベスト・中皮腫外来」を開設し、現在も進めており
延べ外来来訪者数は 6400人を超えている。「アスベスト・中皮腫外来」を通じて、医療者と患者の「対話」の重要性を再認識し、がん研究で得られた科学的思考を持って、がんに哲学的な考え方を取り入れていくという立場で
医療現場と患者の間にある「隙間」を埋め、対話の中で病気の不安や悩みの解消を図るために、 2008年に「がん哲学外来」を、順天堂大学病院内で
開設した。「がん」を市民1人1人が正しく理解し、患者の視点に立った「がん医療」が実現し、「がんと共存し、がんになっても安心して暮らせる社会の到来」が人類の課題であろう。
事業推進委員会副委員長を務める筆者は、『文部科学省 基礎研究医養成活性化プログラム「福島—関東
病理—法医連携プログラム「つなぐ」新入生オリエンテーション」』(東京大学に於いて)に出席した。「基礎研究医養成活性化プログラムニュースレター」編集を担当する筆者は編集後記『ぶれる時代の人材育成
〜「真の病理・法医学者の役割・使命」〜』に、『「病理・法医学」は、顕微鏡を覗きながら、大局観を持つことが求められる分野でもある』と記述した。

名古屋地区で、がん患者さんを支える、がん哲学外来メディカルカフェ コミュニテイ5団体による『合同シンポジウム2018 〜 がん哲学外来
〜』(名古屋)での講演に赴いた。会場は満員であった。国立がん研究センター名誉総長:堀田知光先生、『全国初
中学生カフェ「どあらっこ」を同世代の仲間と開設』した中学生らによる、パネルデスカッション『私らしく生きる』には、感動した。

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