一般社団法人がん哲学外来

コラム:1人1人の生き方カフェ

文責・北郷秀樹/監修・宮原富士子

vol.3 学会紹介:患者さんも市民も参加しやすい日本がんサポーティブケア学会の紹介

この学会の役割は、『がん患者に対する質の高いサポーティブケアを推進し、がん治療における全人的なアプローチを提供する』。
とありますがなんだか難しいですよね。簡単に言えば、「がん患者への高品質なサポートを提供し、治療を包括的に支えるための活動を行う学会」です。

● がん患者の生活の質を向上
がん随伴症状や癌治療の有害事象の発生予防に関して、診断から治療中も含め治療後も含めて精神的あるいは身体的な症状へのケアを医療者だけでなく、がん教育を受けて認定された相談員、看護師、薬剤師、市民が一体となって行うことです。
  ・腫瘍随伴症状の管理
  ・がん治療の副作用(有害反応)の予防と治療

● がん治療におけるサポーティブケアの重要性を広く認識させる。
治療選択に際して、患者さんの治療に対する希望や生き方へのサポートについて対話を通して相互に尊重し、患者さんの不安を和らげ、疑問を解き、安心して治療に専念できる環境を作り出すことです。
  ・がんとその予後に関しての患者教育
  ・医療提供者と患者との心理的な隔壁をなくすための教育
  ・がんサーバイバーの精神・社会的な問題について支援する

もう一つの大きな特徴は、医療者だけでなく、患者さん、市民もたくさん参加していますので、患者さんの発表の場もあり、職種をこえていろいろな方との出会いも楽しめます。

日頃、画面を通してしかお会いしていない方々との出会い

● 彦田さんと会えた! そこからお友達にも輪が広まった。彦田さんは、人々を明るくするパワーの持ち主。
● キャンサーペアレンツの高橋さん! 実は、彦田さんとも繋がっていた。
● お世話になった先生から声をかけられサプライズ(嬉しかった)私の研究にも賛同していただき重ねて感謝
● 同じ志をもっている方との出会い

みまさん、必ず出会いと学びがあります。
2026年がんサポーティブケア学会
5月15日、16日 富山県民会館

vol.2 “ひとりひとりの生き方カフェ”

がんとわかった時に抱く不安や疑問、治療を継続していく上での不安や生き方を声に出して話してみる気さくな対話の場にしたいなと思います。
患者さん自らの生き方や価値観を語りやすい対話の機会にして、それを医療者に繋げることで、患者さんが治療に専念できる架け橋カフェに

(内容は検討中)皆さんの要望をお聞かせください。

vol.1 なんで患者視点のがん治療へのアプローチの道へ? 自己紹介を兼ねて。

大学卒業後に製薬会社に就職してから、『がん細胞って、なぜか体にドタバタ劇を引き起こすのだろう?』って疑問が湧いてきたのです。動物好きなことから獣医師になろうかと夢見ていたのですが、血を見てバタンと倒れることから(笑)、医師の道は涙ながらに諦めることに。そのかわり、がん治療の世界に飛び込むことにしました。その熱意を理解いただいた元国立がんセンター土屋了介先生や多くの医者と出会いを通じて、がんの知識を猛勉強。がん骨転移や乳癌の治療薬、そして免疫療法などを研究し、製品企画にも全力投球してきました。
そんなある日、米国の病院での研修時に、がん病棟の看護部長がふと、

“患者さんにはそれぞれの生き方(存在)があって、それに合った治療があるのよ”

と語りかけてくれました。その一言が、私の胸に突き刺さり、「患者視点の医療」という新たな扉を開くきっかけとなったのです。以来、同じ志を持つ医療者の方と一緒に、『患者さんとの対話が、それぞれに合った治療選択を生む』という信念のもと、患者さんが心の扉を開きやすくなり、治療に積極的に参加できる環境作りに取り組むようになりました。少しずつですか、感動や笑顔を共有しながら、がん治療の現場に少しずつ彩りを添えています。

現在
   ヘルスケアコンサルタント&コミュニケーションオフィスHの代表
   日本がん治療学会 会員、当学会認定医療ネットワークナビ
   日本がんサポーティブケア学会 会員、当学会P P I(患者・市民参画)委員
   がん哲学外来
好きなこと
   カレーパンの食べ歩き(美味しいパン屋さん教えてください)

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