一般社団法人がん哲学外来

コラム:がん哲学外来 会員向けセミナー

文責・桑島まさき/監修・宮原富士子

Vol.9 【がん防災を哲学で考えてみる試み ~シリーズ5~】

一般社団法人がん哲学外来(通称「がん哲学外来」)は、「がん教育」の知識を高めるこを目的にした会員向けセミナーを定期的に開催しています。2026年1月開催のセミナーは次の通りでした。

〇2026年1月24日(土) 16時~17時(WEB開催)
 講師: 青島敬二先生
(芳珠記念病院医師・がん教育認定外部講師・がん防災セミナー講師)
 講座: 「がん防災を哲学で考えてみる試み  身近な人がなった時~」

日本列島はどこもかしこも寒々とした寒気に覆われ、雪国では大雪による被害がでているようです。物価高の影響で懐も寒い方が少なくないことでしょう。そんな中、俄に衆議院選挙が行われることになり、〈真冬の短期決戦〉だけに永田町は騒々しく熱い冬の日となっているようです。
2026年1月24日土曜日、石川県内の病院で勤務医としてがん治療に携わる青島医師による「がん防災」シリーズ(オンライン)が行われました。昨年5/24からスタートした本講座、患者目線の講座だけにわかりやすく人気シリーズでしたが、今回が最終回となりました。
今回は、先回の「自分がなった時の心構え」に続き、「身近な人がなった時」についてお話しいただきました。

「自分がなった時の心構え」の時にも書きましたが、不安になり情報をもとめてインターネットを活用する人が多くなりがちですが、ネットの世界は根拠のないものや詐欺まがいのものが溢れていますので、信頼できる情報源かどうかを見極めることが必要です。あわてず、あせらず、あきらめずに、まずはがん治療に精通した人に相談することが求められます。
がん患者さんに対しては、応援する気持ちはわかりますが「がんばって!」といった言葉を安易にかけるのは避けましょう。「がんばらなければ!」と力むあまり、科学的根拠のない補助代替療法にはしってしまう可能性も否定できません。

病気と闘うのはがん患者さん当事者だけではありません。一緒に暮らし支える家族の方なども患者のひとり、「第二の患者」といえます。がんとの闘いは患者さんだけでなく、その人をみている家族(など)も巻き込んだ治療をしないと状況が深刻化する可能性があるのは事実です。
繰り返しになりますが、がん治療は作戦会議が重要です。

Vol.8 【がん防災を哲学で考えてみる試み ~シリーズ4~】

一般社団法人がん哲学外来(通称「がん哲学外来」)は、「がん教育」の知識を高めることを目的にした会員向けセミナーを定期的に開催しています。2025年9月開催のセミナーは次の通りでした。

〇2025年9月27日(土) 16時~17時(WEB開催)
 講師: 青島敬二先生
(芳珠記念病院医師・がん教育認定外部講師・がん防災セミナー講師)
 講座: 「がん防災を哲学で考えてみる試み ~後半 自分がなった時~」

9月は猛暑が続き、晴れていない日は日本列島のあちこちで大雨による河川の氾濫、浸水、竜巻などの被害が続出しました。テレビやネットで水害のすさまじい映像が映し出される回数が多くなり、さながら夏の風物詩のようになるようで不気味さを覚えます。
9月最後の土曜日(9/27)は、幸いにもわりとすごしやすい一日となりました。この日は、石川県内の病院で勤務医としてがん治療に携わる青島先生による「がん防災」シリーズ、9月度の会員向けセミナー(オンライン)が行われました。今回は、自分がなった時の心構えについてお話しいただきました。

自分ががんに罹患した時でと家族や愛する人がなった時では、どちらが冷静でいられるでしょうか。どちらも動揺することと思いますが、当事者でない場合のほうが穏やかさの点では勝ることでしょう。自分ががんになった場合、気持ちを取り戻すまでには時間がかかるものです……。
がんと診断されると不安になり、てっとり早い手段としてインターネットを活用する人が多いようですが、氾濫する情報の中には根拠のないものや詐欺まがいのものもありますので、情報の入手先を選ぶことが必要です。
また、自分の価値観をしっかり主治医に伝え、その上で納得の治療を選ぶことが大事です。つまるところ、がん治療に限りませんが医者まかせではなく、最善の治療をうける【患者力】を身につけることが求められます。

がん治療は長期戦ですから、しっかり作戦をねってのぞむことが大事です。シリーズは続きます!

【がん防災を哲学で考えてみる試み】今後の日程は次の通りです。

<2025年>
11/22土  16:00~17:00 がん防災 治療と仕事の両立
青島敬二先生
<2026年>
1/24土  16:00~17:00 がん防災 身近な人がなったとき
青島敬二先生

Vol.7 【がん防災を哲学で考えてみる試み ~シリーズ3~】

一般社団法人がん哲学外来(通称「がん哲学外来」)は、「がん教育」の知識を高めることを目的にした会員向けセミナーを定期的に開催しています。2025年7月開催のセミナーは次の通りでした。

〇2025年7月19日(土) 16時~17時(WEB開催)
 講師: 青島敬二先生
(芳珠記念病院医師・がん教育認定外部講師・がん防災セミナー講師)
 講座: 「がん防災を哲学で考えてみる試み シリーズ3 ~お金のこと~」

梅雨明けした関東地方は夏真っ盛りの一日、世の中的に三連休の初日は参議院選挙を翌日(7/20)に控えていたため、どこもかしこも選挙情報ばかり流していました。この日、石川県内の病院で勤務医としてがん治療に携わる青島先生による「がん防災」シリーズ第3弾となる7月の会員向けセミナー(オンライン)が行われ、がん治療のためのお金についてお話していただきました。

青島先生のお話の前に、がん哲学外来事務局(兼理事)の宮原富士子さんが、これまでの入院・通院歴を通して(がん以外の症例)感じたこととして、生命保険を賢く選択し、すでに入っている保険については都度見直しをする必要性があることを強調しました。また、シミ治療などの美容医療をうける際には見積書が提示されますが、がん治療(ほかの症例も)にはそういうシステムはない。長くなることが予想される治療の場合、治療をうける側は病院や医師選びと同じく重要なポイントになると考えを述べました。

医療技術はめまぐるしい勢いで進化しており、難治性のがんといわれる膵臓がんの延命率もあがっています。現在では入院日数が減り、通院による治療が増加する傾向にあります。治療を継続することでフツーに生活することが可能なのにお金に困窮すると、治療を中断せざるを得ない状況が予想されます。がん治療の場合、多くの相談機関がありますので、ソーシャルワーカーやがん治療の専門家などに相談する【受援力】がとても大事になります。
がん治療は作戦会議が大事です。シリーズは続きます!

【がん防災を哲学で考えてみる試み】今後の日程は次の通りです。

<2025年>
9/27土 16:00~17:00  がん防災後半 自分がなったとき
青島敬二先生
11/22土  16:00~17:00 がん防災 治療と仕事の両立
青島敬二先生
<2026年>
1/24土  16:00~17:00 がん防災 身近な人がなったとき
青島敬二先生

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