第1回新潟がん哲学外来ときカフェに参加して
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一般社団法人がん哲学外来
理事長 宗本義則
スヴェンソン新潟サロンの移転リニューアルオープン記念として開催された「新潟がん哲学外来ときカフェ」に一般社団法人がん哲学外来の理事長として参加した。
新潟駅から徒歩でいける圏内で、新しくリニューアルされた店舗に足を運ぶと、明るくモダンな店内に、数多くのウィッグ・化粧品等がならべてあった。
ここで新規に第1回のがん哲学外来カフェを開催した。
まず小生から30分ほどの講演をおこなった。ウィッグメーカーとしてタイムリーな内容を考え「あなたらしく生きるために~がん患者のアピアランスケアについて~」とした。抗がん剤による脱毛や皮膚・爪障害などについて機序・対応や行政の対応、またなぜアピアランスケアが必要かをがん哲学の考えからお話した。
また個人面談を4組おこなった。皆いろいろながんに関する悩みをもっていた。解決はしなくても解消できたと思う。個人面談後はみな明るい顔で感謝された。
その後に皆で「賢く医療者とつきあう方法」や「意思決定」など時間の許す限りお話できた。
あっという間の2時間で新潟にきたかいがあったと実感した一日であった。
信濃川にかかる萬代橋にはきれいな虹がかかっていて、今後このときカフェがさらなる発展していくことは間違いないと実感した。