一般社団法人がん哲学外来

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21世紀のがん哲学 樋野興夫
〜すこしの時間ご一緒しませんか?
ちょっと立ちどまり、一息つき、考えるときを持ち、歴史人に思いをはせる~

第10回 【新渡戸稲造ー>樋口一葉ー>津田梅子】〜 『種を蒔く人』 〜

新渡戸稲造(1862〜1933)は、国際連盟事務次長も務め、著書 Bushido: The Soul of Japan(『武士道』)は、流麗な英文で書かれ、長年読み続けられている。

私は、2007年から『武士道』の『読書会』を継続しいてる。 今回、新規の五千円券の肖像は、津田梅子(1864-1929)とのことである。【新渡戸稲造ー>樋口一葉(1872-1896)ー>津田梅子】は五千円券の流れである。

女子教育に大いなる理解を示した新渡戸稲造(東京女子大学 初代学長)が、河井道(1877-1953;恵泉女学園 創立者)、津田梅子(女子英學塾 創立者)、安井てつ(1870-1945;東京女子大学 第2代学長)を 援護した三人に共通するのは『洗練された自尊心の人格像』である! まさに、『種を蒔く人になりなさい』の実践である!

下記は、逆境でも希望を見出す『新渡戸稲造の名言』である。

・人生には浮き沈みがつきものである
・誰にも『此処一番』の頑張りどころがある
・もっとも勇気ある者は もっとも心優しい者であり、愛ある者は勇敢である
・人のありがたみこそが、人間における最高の治療薬
・最も必要なことは、常に志を忘れないよう心にかけて記憶することである

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