一般社団法人がん哲学外来

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21世紀のがん哲学 樋野興夫
〜すこしの時間ご一緒しませんか?
ちょっと立ちどまり、一息つき、考えるときを持ち、歴史人に思いをはせる~

第12回 苦しみは 〜 また晴れる 〜

2024年7月27日午前中、『早稲田キャンパス』での『ジャンル:人間の探求』の講座『がんと生きる哲学』に赴いた。 テキストは筆者の『なぜ、こんな目にあわなければならないのか 〜 がん病理学者が読む聖書「ヨブ記」〜』(発行 いのちのことば社)が使用され、今回は、序章【ヨブの苦しみは、私たちとつながっている】の箇所を、音読しながら進めた。 受講者からの質問もあり、大変有意義な時であった。

午後は、今年(2024年)1月からスタートされた『第7回小岩メデイカルカフェ みちくさ』(江戸川区 小岩栄光キリスト教会に於いて)での講演に向かった(添付)。 代表は、野口恵子氏で 救世軍清瀬病院 チャプレンでもある。 講演の後、パネルディスカッションであった。 多数の参加者で、質問も多く有り、大変貴重な時となった。 筆者は、カフェタイム中、別室で個人面談の時が与えれた。

『野に咲く花のように』(作詞・杉山政美、作曲・小林亜星。ダ・カーポの楽曲)を参加者の皆様と合唱して終えた。 『野に咲く花のように、人を和やかにして』&『時には つらい人生も 雨のち くもりで また晴れる』の歌詞が心に染みた。

今回、1周年記念誌が製本されることが決定された。 スタッフの皆様の『速効性と英断』には、ただただ感服した。

第11回 『居場所の重要性』 〜 心の診察室 〜

2024年7月22日、2009年にスタートされた『吉田富三(1903-1973)記念福島がん哲学外来(福島県立医科大学附属病院がん相談支援センター)』(福島県福島市)に赴く。 3組の個人面談の予約が入っているとのことである。

【福島県出身の世界的病理学者 吉田富三博士を記念して、博士の孫弟子である樋野興夫先生が『福島がん哲学外来』を開設しました。 がんと共に生きる患者/ご家族の思いや悩みをともに考える“心の診察室”です。】と、心温まる紹介がなされている。

筆者は、医師になり、癌研究会癌研究所の病理部に入った。 病理学者であり、当時の癌研究所所長であった菅野晴夫先生(1925-2016)の恩師である日本国の誇る病理学者:吉田富三との『邂逅』に繋がった。 菅野晴夫先生とは、2003年『日本病理学会』と『日本癌学会』で『吉田富三生誕100周年記念事業』を行う機会が与えられた。必然的に『がん哲学』(下記)の提唱へと導かれた。

~ 自分のオリジナルで流行をつくれ ~

顕微鏡を考える道具に使った最初の思想家『吉田富三』
顕微鏡でみた癌細胞の映像に裏打ちされた『哲学』
『がん細胞で起こることは人間社会でも起こる』=『がん哲学』
事に当たっては、考え抜いて日本の持つパワーを充分に発揮して大きな仕事をされた。

そして、2008年『陣営の外=がん哲学外来』へと展開した。 2013年『吉田富三生誕110周年記念』が企画され、新聞記事が大きく掲載された(添付)。 2019年には『吉田富三記念福島県立医科大学がん哲学外来10周年記念講演会』(添付)も開催された。 今年(2024年)は『15周年記念』でもある。

『吉田富三記念がん哲学外来』モットーの5か条

1)『「嫌」とは、言わない人物』の実践
2)『ほっとけ、気にするな!』の実践
3)『あなたの行かれる所に 私も行きます』の実践
4)『「あれも、これも」でなく「これしかない」』の実践
5)『謙遜と大胆』の実践

と謳われている。『居場所の重要性』を実感する日々である。

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