一般社団法人がん哲学外来

今週のことばの処方箋

「3本の木」

作者不詳の民話が「3本の木」(いのちのことば社)から絵本化され、読み継がれているお話し。
遥か昔、ある山の頂に3本の木が育っていた。
木々たちはそれぞれ大きく育ったら何になりたいか夢をもっていた。
やがて、すくすくと成長した木々たちは切り倒され、人間の思いのままに使われていった。
それは、木々たちが夢見たものとは違っていた……。
しかし、時がたち、夢をかなえることができなかった三本の木は、
思い描いていた夢とは違うものの納得のいく使われ方をしたのだった。
つまり、夢がかなわなかったといって悲嘆するのではなく、
悲しみの中でも新しい自分を見出し自分を大切にして
生きていくことの大事さを説いている。

〈これまでの“ことばの処方箋”〉

〈トップページに戻る〉