第57回 『種を蒔く人になりなさい』 〜 『勤勉と柔軟性』 〜
2025年3月23日は、2008年から始め、今年で17年目を迎える『東久留米がん哲学外来』(CAJに於いて)と、2007年から始め、今年で18年目を迎える『読書会』に赴いた(添付)。 継続の大切を実感する日々である。
『東久留米がん哲学外来』では、個人面談の機会も与えられた。 筆者の本も持参されサインをお願いされた。『読書会』は、新渡戸稲造(1862~1933)著『武士道』(岩波文庫、矢内原忠雄(1893-1961)訳)と内村鑑三(1861-1930)著『代表的日本人』(岩波文庫、鈴木範久訳)を交互に読み進めている。 英文で書かれ、現在でも世界に誇る名著とうたわれる 新渡戸稲造著『武士道』 & 内村鑑三著『代表的日本人』を熟読玩味する時である。 まさに【『良書を読み、有益な話を聞き、心の蔵を豊かにする』(新渡戸稲造)】で『人生の心構えについて』の学びの場である。 皆様の『勤勉と柔軟性』には、ただただ感謝である。 大変貴重な時であった。
2025年3月24日は 筆者が理事長を務める恵泉女学園(東京都世田谷区)の理事会・評議委員会である。 2021年7月1日、新渡戸稲造から学んだ河井道(1877-1953)が、初代学園長である恵泉女学園の9代目理事長を拝命することになった。 河井道は自著『わたしのランターン』の終わりに『時がくると、それは別の手へとひき継がれて、さらに先へと運ばれていくであろう。』と記述している。
3月25日は、2009年スタートし 今年で16年目を迎える『福島県立医科大学附属病院がん相談支援センター』での『吉田富三(1903-1973)記念福島がん哲学外来』に参上する。【福島県出身の世界的病理学者 吉田富三博士を記念して、吉田博士の孫弟子樋野興夫先生と【福島がん哲学外来】を開設いたしました。 患者さんの思いや日常生活の悩みを受け止め、じっくりと対話する“心の診療室”です。がんにまつわる悩み・不安を持って生きる患者さんとそのご家族の受診をお勧めします。】と謳われている。 感服する(添付)
人間は、自分では『希望のない状況』であると思ったとしても、『人生の方からは期待されている存在』であると実感する 深い学びの時が与えられている。『表面的happy』vs『内から湧き出るjoy』の違いの考察の時ではなかろうか!
まさに、『種を蒔く人になりなさい』の心得、実践であろう!
第55回 『地域医療連携』 〜 『隙間を埋める社会構築』 〜
2025年3月15日滋賀県東近江市での第8回『日本地域医療連携システム学会』に向かった。 米原駅に大会長 東近江永源寺診療所所長 花戸貴司先生が車で向かいに来て頂いた。スタッフの皆様と夕食の時を持った。『心温まるおもてなし』には、大いに感動した。 翌日の3月16日 学会(あかね文化ホール)に出席した(添付)。
『日本地域医療連携システム学会』は、【地域医療分野の総合的な連携を推進し、特に在宅医療ネットワークを構築・整備することを中心とした事業を行うことです。医師や看護師・コメディカルの情報共有の場として積極的に活動し、より強固なチーム医療を提供することを目的としています。 地域医療推進事業団体と積極的な交流を目指します。 より良い医療・介護を提供するために教育活動を行い、いかに効率よく、かつ安全に遂行できるか、研究、調査を行う場となるよう取り組んでいきます。】と紹介されてる。『よき人生を過ごす糧を与えてくれるもの』である。
筆者は、日本地域医療連携システム学会理事長として、基調講演『病気であっても病人ではない 〜 社会構築を目指す 〜』の機会が与えれた (添付)。 花戸貴司先生は、主講演『住み慣れた地域で安⼼して暮らし続けるために 〜 三⽅よし研究会と地域の取り組み 〜 』を、地域活動報告は、【蒲生地区『おたがいさん蒲生』 & 愛東地区『学⽣カフェFika』】であった。 2026年の第9回『日本地域医療連携システム学会』の大会長である京都府立医科大学教授 武藤倫弘先生も参加されていた。
早速、【先生の『がん哲学』に関する深いご示唆は、私たち医療・福祉に携わる者にとって、大変貴重な学びとなりました。 また、昨夜のお食事会では、先生の著書や『がん哲学』について直接お話を伺うことができ、心に残るひとときを過ごさせていただきました。 温かなお人柄に触れ、大変感銘を受けましたこと、改めてお礼申し上げます。】との励ましのメールが届いた。 ただただ感謝である。
2026年 第9回『日本Medical Village学会』の大会長は、花戸貴司先生である。『日本Medical Village学会』は、【患者さん本人だけでなく、本人に関わる家族や友人や、本人を支援する医療や介護の従事者にとっても安心できる場所になることを目標にします。】と紹介されてる。 まさに、『隙間を埋める居場所 〜 First Contact Team 〜 』の社会構築である。






