第69回 『寛容な配慮ある居場所』 〜 『良い師 & 良い友 & 良い読書の出会い』 〜
2025年5月20日 順天堂大学保健医療学部 理学療法学科2年生の授業『病理学概論:カラー学べる病理学』に赴いた。今回は、『血液凝固と血栓症・塞栓症・虚血と梗塞・浮腫・ショック・高血圧』の箇所を音読しながら進めた。『賢明な寛容と配慮 = 多様性のある居場所 = 人生の出会い』を痛感する。
5月21日は、新渡戸稲造記念センターから順天堂大学保健医療学部 診療放射線学科2年生の授業『病理学概論:カラー学べる病理学』に赴く。 その後、『がん医療科学』の授業『がん細胞から学んだ生き方〜「ほっとけ 気にするな」のがん哲学』である。『急性炎症のしくみ・急性炎症の種類・急性炎症の運命・慢性炎症のしくみ・肉芽腫性炎症・炎症の全身への影響』の箇所を、『がん細胞から学んだ生き方〜「ほっとけ 気にするな」のがん哲学』では【第4章『がん哲学』での『言葉の処方箋』】を音読しながら進める。 日々勉強である。
今朝(5月21日) 田鎖夕衣子氏(『がん哲学外来メディカルカフェひばりが丘』代表)から【『ひばりが丘の9周年』(添付)で、やっと念願かなって樋野先生の講演を聴くことができた人が何人かいらして、喜んでくださいました。 先生が見せてくださったスライドに、偉大なるお節介症候群の賞状がありましたが、『お節介の賞状を羨ましいと思いました。私に足りなかったのはこれだと感じました。』と感想を送ってくださった方がおられて、わたしも感銘を受けました。また、『良い師、良い友、良い読書』のすすめにも触れて、少しでも読書を続けたい、とおっしゃっていました。 60代の方ですが、このように樋野先生の言葉に出会い、ご自分を変えたいと願いを持つ方を目の当たりにして、講演会ができたことに深い感謝を覚えております。―― 来週、31日は、『鳩ヶ谷メディカルカフェ』の4周年記念特別講演会(添付)で、樋野先生が招かれています。】の心温まるメールを頂いた。 大いに感動した。 ただただ感謝である。
第68回 『具眼の士』 〜 『高度な専門知識』&『幅広い教養』&『複眼の思考』 〜
2025年5月15日 筆者は、東京女子大学の理事会・評議員会に出席した。 女子教育に 大いなる理解を示した新渡戸稲造(1862-1933)が初代学長(1918年)を務めた東京女子大学には、特別の想いがある。 新渡戸稲造は、1920年国際連盟事務次長に就任し、1923年 安井てつ(1870-1945)が2代学長を引き継いだ。『練られた品性と綽々たる余裕は 教育の真髄である』を痛感する日々である。ウィリアム・スミス・クラーク(William Smith Clark:1826-1886)精神が、『内村鑑三(1861-1930) & 新渡戸稲造』へと繋がり、英文で書かれた『代表的日本人』(内村鑑三)&『武士道』(新渡戸稲造)は、若き日からの座右の書である(添付)。
2025年5月16日、病理医としての定例の病理組織診断業務を担当する。 顕微鏡を見て病気を診断する『丁寧な観察力の修練の場』である。 その後、南原繁研究会編集委員会(神保町駅)に赴く
南原繁(1899-1974)が東大総長時代の法学部と医学部の学生であった筆者の2人の恩師から、南原繁は『高度な専門知識と幅広い教養を兼ね備えている人物であり、視野狭窄にならず、複眼の思考を持ち、教養を深め、時代を読む 具眼の士』と南原繁の風貌、人となりを直接学んだ(添付)。 2004年にスタートした南原繁研究会【初代代表:鴨下重彦先生(1934 -2011)、東京大学名誉教授、国立国際医療センター名誉総長)、第2代代表:加藤節先生(成蹊大学名誉教授)】の3代目の代表を 2019年 南原繁生誕130周年を祝し、筆者は仰せつかった。
そして、武蔵野赤十字病院 (武蔵境駅)での、臨床研究倫理審査委員会に向かう。『人生邂逅は、非連続性の連続性で、人知・思いを超えて進展する = 人生の方からは期待されている存在 = その時、その人らしいものが発動してくる』を痛感する日々である(添付)。