一般社団法人がん哲学外来

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21世紀のがん哲学 樋野興夫
〜すこしの時間ご一緒しませんか?
ちょっと立ちどまり、一息つき、考えるときを持ち、歴史人に思いをはせる~

第85回 『多様性のある居場所』 〜 心がけにより逆境も順境とされる 〜

2025年8月13日『9周年記念 目白がん哲学外来カフェ』(代表森尚子氏:目白町教会に於いて)に赴いた(添付)。多数の参加者であった。 筆者は下記を語った。

【多様性のある居場所の教訓】の5ヶ条
① 自分の力が人の役に立つと思う時は進んでやれ
② 人の欠点を指摘する要はない、 人のあやまちは語るには足らぬ
③ 理由があっても腹を立てぬこそ非凡の人
④ 感謝は優しき声に表れる
⑤ 心がけにより逆境も順境とされる

『つもりちがい10ヶ条』
1. 高いつもりで低いのが教養
2. 低いつもりで高いのが気位
3. 深いつもりで浅いのが知識
4. 浅いつもりで深いのが欲望
5. 厚いつもりで薄いのが人情
6. 薄いつもりで厚いのが面皮
7. 強いつもりで弱いのが根性
8. 弱いつもりで強いのが自我
9. 多いつもりで少ないのが分別
10. 少ないつもりで多いのが無駄

土肥研一牧師の司会(添付)で『質問』の機会が与えられた。 新聞社の方も出席されていた。筆者は別室で5組の個人面談の時が与えられた。『手のひらを太陽』を熱唱され、筆者の『統括』後、森尚子氏『終わりの挨拶』で終えた(添付)。早速【がん哲学外来、言葉の処方箋が大変良く理解できました。 ― とても素敵な感想をいただきました。】の心温まるメールを頂いた。大変貴重な時となった。

第84回  『愛情の原点』 〜 インプリンテイングの大切さ 〜

筆者は講演で【日本国の神社、お寺、教会の数は何箇所ありますか?】との質問をされた。 そして、純度の高い、複数の解答が寄せられた。 大いに感激した。 1313年前、712年に編纂された『古事記』に登場する、医療の原点を教えてくれる『大国主命の出雲大社』(添付)から、8キロほど、峠を越えて美しい日本海に面した小さな村が、筆者の生まれ育った『出雲市大社町鵜峠』である(添付)。

筆者の故郷【当時の住所名:島根県簸川郡大社町鵜峠(うど)、現在は、島根県出雲市大社町鵜峠】は無医村であり、筆者は、幼年期、熱を出しては 今は亡き母(96歳で逝去)に背負われて、隣の村(鷺浦)の診療所に行った体験が、脳裏に焼き付いている。 そして、人生3歳にして、医者になろうと思った(添付)。 筆者は、幼年時代から 【私の誕生の年の母の元旦の夢が『富士山(3776m)』であり、幼児の時から『富士山子』と母に励まされたものである。】 故に【富士山】には特別な思いがある(添付)。 幼年時代のインプリンテイングは 生涯に影響を与えるものである。 これが、『愛情の原点』であろう!

故郷の小学校も中学校も廃校になった。 現在では人口34名、60%の空き家の鵜峠の海辺に行き(添付)、日本海を眺めながら『何の為に、この地で、生まれたのか?』を深く静思したものである。

今日(8月8日)は、筆者は病理医として 定例の『病理組織診断業務』を担当する。 病理学は『がん哲学 = 生物学の法則+人間学の法則』の原点でもある。 8月9日は【お茶の水メディカル・カフェ in お茶の水クリスチャン・センター(OCC)】(添付)に参上する。 筆者は、『順天堂大学医学部 病理・腫瘍学教授』時代の 2012年5月26日にOCCでの第1回『お茶の水(OCC)メディカル・カフェ』に参上した。 継続の大切さを実感する日々である。

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