一般社団法人がん哲学外来

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21世紀のがん哲学 樋野興夫
〜すこしの時間ご一緒しませんか?
ちょっと立ちどまり、一息つき、考えるときを持ち、歴史人に思いをはせる~

第20回 『人生の邂逅の流れ』〜 思いを超えて進展する 〜

2024年9月11日 新渡戸稲造(1862-1933)記念センターから順天堂大学に寄り、帰宅し、【南原繁(1889-1974)研究会 Zoom 南原繁研究企画委員会】に出席した。

昨年(2023年)11月3日(文化の日、学士会館に於いて)の記録本【第20回南原繁シンポジウムの『政治と宗教――南原繁再考(その一)――』】(編集 南原繁研究会 編集責任者 樋野興夫 発行所 横濱大氣堂)が送られてきた。

2024年10月19日(土)東京大学ホームカミングデイ(対面・オンラインハイブリッド開催)で、【南原繁セミナー:『南原繁が問いかけるもの』(東京大学本郷キャンパス法文1号館3階)】が予定されている(添付)。

南原繁は、内村鑑三(1861-1930)と新渡戸稲造から大きな影響を受けた。 私は、南原繁が東大総長時代の法学部と医学部の学生であった二人の恩師から、南原繁の風貌、人となりを直接うかがうことが出来た。 南原繁は、『高度な専門知識と幅広い教養』を兼ね備え『視野狭窄にならず、複眼の思考を持ち、教養を深め、時代を読む
具眼の士』と教わったものである。

私は、2004年にスタートした南原繁研究会【初代代表:鴨下重彦先生(1934-2011)、東京大学名誉教授、国立国際医療センター名誉総長)、第2代代表:加藤節先生(成蹊大学名誉教授)】の3代目の代表を 2019年南原繁生誕130周年を祝し仰せつかった。 今年(2024年)は、『南原繁研究会創立20周年 & 南原繁没後50周年』でもある。

9月12日 恵泉女学園大学(多摩)の卒業式に出席した。 学生の真摯な姿には、大いに感動した。【『人生の邂逅の流れ』は人知・思いを超えて進展する】ことを痛感する日々でもある。

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