一般社団法人がん哲学外来

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21世紀のがん哲学 樋野興夫
〜すこしの時間ご一緒しませんか?
ちょっと立ちどまり、一息つき、考えるときを持ち、歴史人に思いをはせる~

第71回 迷い子にならないように 〜 逆境に立ち向かう 〜

2025年5月31日『早稲田大学エクステンションセンター中野校』での講座【テキスト『新渡戸稲造 壁を破る言葉: 逆境に立ち向かう者へ40のメッセージ』(三笠書房 出版)】に赴いた。 講座を終えて、中野駅から新井宿駅向かった。『早稲田大学エクステンションセンター中野校』の講座に参加されていた『小暮信子氏 と 新田幸代氏』が、『筆者が迷い子にならないように』連れて行ってくださった。ただただ感謝である。 スタッフの方が、車で新井宿駅に迎いに来て頂いた。

【2025年度 がん哲学外来 鳩ヶ谷メディカルカフェ 第25回 4周年記念講演会 (担当者:峰岸裕子氏)】(鳩ケ谷福音自由教会に於いて)出席した(添付)。 筆者は、別室で、5組の個人面談個人面談の時が与えられた。

『がん哲学外来 鳩ヶ谷メディカルカフェ』は、今年(2025年3月13日)ご逝去された峰岸大介氏が大嶋重徳牧師とスタートされた。 今回 峰岸大介氏の奥様:峰岸裕子氏が引き継がれて、娘様と幼いお孫様も参加され個人面談を行った。 会場には 多数の参加者であった。 大いに感動した。

第一部開始、ピアノ演奏
樋野先生講演会【天国でカフェを開きましょう】
樋野先生、大嶋先生インタビュー
第二部グループ分かち合い
樋野先生面談
全体分かち合い、
樋野先生 総評

今回、『がん哲学外来あびこカフェ』代表:中野綾子氏(『柏がん哲学外来』の担当)も参加され、早速、【大嶋先生とのやり取りがとてもわかりやすく、素晴らしい講演会でした。】との心温まるメールを頂いた。大変貴重な時となった。

第70回 受け継ぐ 求められるもの 〜 真摯な魂 〜

2025年5月26日恵泉女学園の理事会・評議員会に赴いた。 5月27日は、新渡戸稲造記念センターから順天堂大学保健医療学部 理学療法学科2年生の授業『病理学概論:カラー学べる病理学』に向かう。今回は『循環障害・炎症』の箇所を音読しながら進める。 その後、代表を務める南原繁研究会Zoom参加である。

今朝、『現代に求められる教養を問う:新渡戸稲造、南原繁、矢内原忠雄、吉田富三に学ぶ』(鴨下重彦編to be出版2005年)と『南原繁と新渡戸稲造:私たちが受け継ぐべきもの』(南原繁研究会編EDITEX 2013年)が鮮明に蘇ってきた(添付)。 筆者は、島根県出雲大社町鵜峠(現在は人口約30名、空き家60%)に生まれ、鵜鷺小学校(現在は廃校)の卒業式で、来賓が話された【『ボーイズ・ビー・アンビシャス』(boys be ambitious)(1877年札幌農学校のクラーク(1826-1886)の言葉)が胸に染み入り、希望が灯るような思いを受けた】。 人生の起点であると言っても過言ではない。 札幌農学校におけるクラーク精神が、内村鑑三(1861-1930)と新渡戸稲造(1862-1933)へと導かれ、そして、南原繁(1889-1974)と 矢内原忠雄(1893-1961)へと繋がって行った。 筆者の学生時代の読書遍歴は『内村鑑三・新渡戸稲造・南原繁・矢内原忠雄』である。

内村鑑三は【『成功の秘訣10箇条』の中で、『人生の目的は 品性を完成するに在り』】と語っている。 また、【誰もが後世に残すことができる 最大の遺物は『勇ましい高尚な生涯』である】とも述べている。 1860年代遣米使節団 (勝海舟:1823-1899 らがいた) は、ニューヨークのブロードウエイを行進した。 彼らの行進を見物した詩人ウォルター・ホイットマン(Walter Whitman, 1819-1892)は、印象を『考え深げな黙想と 真摯な魂 と 輝く目』と表現している。 この風貌こそ、現代にも求められるのでなかろうか! 【『人生邂逅』の『非連続性の連続性』】を実感する日々である。

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