第58回『汝の義務を尽くせ』 〜 『純粋な自由』 〜
2025年3月28日、29日 『軽井沢<―>万座温泉日進館の旅』であった。 筆者にとっては、内村鑑三(1861-1930)と新渡戸稲造(1862-1933)の所縁のある軽井沢は、特別の思いがある。『石の教会 内村鑑三記念堂』(添付)で、内村鑑三の【成功の秘訣】(1926年)を拝読したものである。 第10条『人もし、全世界を得るとも、その霊魂を失わば、何の益あらんや。人生の目的は金銭を得るにあらず。品性を完成するにあり。』が、鮮明に甦る、今日この頃でもある。 まさに、『妥協のない純粋な自由』である。 札幌農学校の同級生である新渡戸稲造 (1862-1933)ともに、筆者にとって、この2人の傑物は、若き日からの人生の大いなる基軸である。
アメリカ、ドイツへ留学した新渡戸稲造は1891年メリー・エルキントン (1857-1938)と結婚し一緒に帰国した。 新渡戸稲造は、軽井沢へは1905年に、メリー夫人と共に訪れ別荘を設けて避暑生活を行っている。『明治初期は人口わずか500人だった信州の寒村が日本でも有数なリゾートになった理由がここにある』とも言われている。
新渡戸稲造は、1932年8月 『軽井沢夏季学校』で 中学校教員のために 愛読したカーライル(Thomas Carlyle :1975-1881)の『サーター・リサータス:衣装哲学』の5日間連続講義を行ったと 若き日に聞いたものである。 『“Do thy Duty, which lies nearest thee, which thou knowest to be a Duty”(汝の義務を尽くせ。 汝の最も近くにある義務を尽くせ、汝が義務と知られるものを尽くせ)』&『真に偉大なる人とは、青年と心を結べる人なり』(新渡戸稲造)の復習の時である。今年(2025年)は、新渡戸稲造が、軽井沢で在住(1905)して120年周年でもある。
3月28日、29日 群馬県の万座温泉日進館(標高1800メートル)での【『2025年メディカル・ヴィレッジ in 嬬恋村 がん哲学外来カフェin 万座』『樋野先生お誕生日お祝い会』】に赴いた。『万座温泉の旅=天空デーサービス』であった。 皆様の『英断と胆力』には、ただただ感服する。 将来、『天国でカフェを開くモデル』と繋がることであろう!
昼食後、万座温泉日進館の車で、軽井沢駅に向かった。 皆様と軽井沢駅のカフェでお茶を飲んだ。 そして、筆者はwifeと新幹線で帰京した。
第57回 『種を蒔く人になりなさい』 〜 『勤勉と柔軟性』 〜
2025年3月23日は、2008年から始め、今年で17年目を迎える『東久留米がん哲学外来』(CAJに於いて)と、2007年から始め、今年で18年目を迎える『読書会』に赴いた(添付)。 継続の大切を実感する日々である。
『東久留米がん哲学外来』では、個人面談の機会も与えられた。 筆者の本も持参されサインをお願いされた。『読書会』は、新渡戸稲造(1862~1933)著『武士道』(岩波文庫、矢内原忠雄(1893-1961)訳)と内村鑑三(1861-1930)著『代表的日本人』(岩波文庫、鈴木範久訳)を交互に読み進めている。 英文で書かれ、現在でも世界に誇る名著とうたわれる 新渡戸稲造著『武士道』 & 内村鑑三著『代表的日本人』を熟読玩味する時である。 まさに【『良書を読み、有益な話を聞き、心の蔵を豊かにする』(新渡戸稲造)】で『人生の心構えについて』の学びの場である。 皆様の『勤勉と柔軟性』には、ただただ感謝である。 大変貴重な時であった。
2025年3月24日は 筆者が理事長を務める恵泉女学園(東京都世田谷区)の理事会・評議委員会である。 2021年7月1日、新渡戸稲造から学んだ河井道(1877-1953)が、初代学園長である恵泉女学園の9代目理事長を拝命することになった。 河井道は自著『わたしのランターン』の終わりに『時がくると、それは別の手へとひき継がれて、さらに先へと運ばれていくであろう。』と記述している。
3月25日は、2009年スタートし 今年で16年目を迎える『福島県立医科大学附属病院がん相談支援センター』での『吉田富三(1903-1973)記念福島がん哲学外来』に参上する。【福島県出身の世界的病理学者 吉田富三博士を記念して、吉田博士の孫弟子樋野興夫先生と【福島がん哲学外来】を開設いたしました。 患者さんの思いや日常生活の悩みを受け止め、じっくりと対話する“心の診療室”です。がんにまつわる悩み・不安を持って生きる患者さんとそのご家族の受診をお勧めします。】と謳われている。 感服する(添付)
人間は、自分では『希望のない状況』であると思ったとしても、『人生の方からは期待されている存在』であると実感する 深い学びの時が与えられている。『表面的happy』vs『内から湧き出るjoy』の違いの考察の時ではなかろうか!
まさに、『種を蒔く人になりなさい』の心得、実践であろう!