一般社団法人がん哲学外来

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21世紀のがん哲学 樋野興夫
〜すこしの時間ご一緒しませんか?
ちょっと立ちどまり、一息つき、考えるときを持ち、歴史人に思いをはせる~

第109回 自分の人生をプレゼントにする 〜 柔和で 愛に溢れた 雰囲気 〜

2025年12月13日午前 早稲田大学エクステンションセンター中野校での講座『ジャンル 人間の探求』に赴いた。 テキストは『新渡戸稲造 壁を破る言葉』(2023年 三笠書房発行)を使用し、【新渡戸稲造の精神から何を学ぶか?】の箇所を受講者に音読して頂き、質問を受けながら進めた。 大変充実した時となった。

午後は、東日本大震災の2011年に創設準備がなされ、2012年5月26日に当時OCC副理事長であった今は亡き榊原寛先生が始められた『お茶の水メデイカル・カフェ in OCC』に向かった(添付)。今回、80歳の東京在住のお姉様と長野県在住の妹様との個人面談の機会も与えられた。『柔和で 穏やかな心をもって 接する』は、『お茶の水メデイカル・カフェ in OCC』の原点であろう。 筆者は『人生の心構え』&『がん哲学外来の心構え』(下記)を さりげなく語った。

『人生の心構え』
20&30歳代:人に言われたことを黙々と がむしゃらにやる
40歳代: 自分のやりたいことや好きなことに専念する
50歳代: 積極的に周りの人の面倒をみる
60歳代: 自分のことしか考えていなかったら恥と思え
70歳代: 自分のことを語る
80歳代: 自分の人生をプレゼントにする
90歳代: 天寿を全うする
100歳代: 天国でカフェを開く

『がん哲学外来の心構え』
愛がなければ全ては無意味
愛に溢れた雰囲気

第108回  ユーモア溢れる言葉 〜 心に温かい風が やさしく吹き込む 〜

2025年12月6日 筆者は、自由学園リビングアカデミー(東久留米市学園町)での教養講座【賢明な寛容 ~ 実例と実行 ~】に赴いた。 会場は多数の参加者で、質問も多数寄せられた。 早速【『今日も ユーモア溢れる、温かい講演会を ありがとうございました。今日初めて『がん哲学外来』という言葉を知った方がいらっしゃいましたが、またここから、どんどん先生の活動や言葉の処方箋が 広まっていったら素敵だなぁと思いました。』&『昨日は、心に温かい風が やさしく吹き込むような ご講演をありがとうございました。本当にありがとうございました。』】との心温まる励ましのメールを頂いた。

『新渡戸稲造(1862-1933)壁を破る言葉: 逆境に立ち向かう者へ 40のメッセージ』(2023年 三笠書房発行)を 編集をして頂いた方も参加されていた。【いまこそ 知りたい新渡戸稲造の『希望の言葉』。――『がん哲学』提唱者の医師であり、新渡戸稲造研究の第一人者でもある著者が厳選。】と紹介されている。

【『進歩するがんの治療法』&『天寿がんの時代』&『アダムとイブが伝えるもの』&『人間は120歳を超えられない』&『がん哲学・外来での言葉の処方箋の由来』】などなどに、全力を尽くして返答した。

12月7日、wifeとCAJ(Christian Academy in Japan)のキャンパスの中にあるKBF(Kurume Bible Fellowship)に参上した。 出席の方からの質問【『空海(774-835)、最澄(767-822)、法然(1133-1212)、親鸞(1173-1263)は聖書を読んでいましたか? 】に、【空海、最澄は遣唐使として留学していた。 空海は 新約聖書、最澄は 旧約聖書を日本に持ち帰った。 遣隋使の時代の聖徳太子(574-622)の『17条憲法』、親鸞の『歎異抄』には聖書的な言葉もありますね!】とさりげなく語った。【歴史に学び 生きる基軸を求める】を痛感する日々である。

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