一般社団法人がん哲学外来

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21世紀のがん哲学 樋野興夫
〜すこしの時間ご一緒しませんか?
ちょっと立ちどまり、一息つき、考えるときを持ち、歴史人に思いをはせる~

第82回 『顔を合わせて話し会う』 〜 『心を見る』 〜

2025年7月27日午前『KBF in CAJ』に出席した。『がん哲学外来・カフェ』の理念である『顔を合わせて話し会いましょう』(ヨハネの手紙第3 14節)&『人はうわべを見るが、主は心を見る』(サムエル記1 16章7節)が鮮明に想い出された。

午後は、2008年から始めている『東久留米がん哲学外来・カフェ』(CAJに於いて)に赴いた。 初めて参加された方もおられた。 筆者は、個人面談の時も与えれた。 参加者、スタッフの皆様の真摯なる姿には、ただただ感謝である。

その後 2007年から始めている読書会(東久留米駅東口『イースト サイド カフェ & ダイニング』)に出席した。 今回の読書会の箇所は、内村鑑三(1861-1930)著『代表的日本人』の【日蓮上人 仏僧 8節 人物評】であった。 【『目白がん哲学外来カフェ』代表:森尚子氏】が音読を担当された。 大いに感動した。 筆者の著書『新渡戸稲造(1862-1933)壁を破る言葉: 逆境に立ち向かう者へ40のメッセージ』(三笠書房)】の1章【逆境にどう立ち向かうか】の10節『順境のときこそ自分を戒める 〜 順境にいるときの「五つの落とし穴」〜』(下記)でも話が盛り上がった。

『五つの落とし穴』
1. 順境にある人は傲慢になりやすい
2. 順境にある人は怠けやすい
3. 順境にある人は恩を忘れやすい
4. 順境に慣れてしまうと不平不満が多くなる
5. 順境に慣れてしまうと調子に乗りやすい

終了後、隣のインド料理店ルチラで、読書会に参加された方と、夕食の時をもった。 大変有意義は貴重な時となった。 継続の大切さが身に沁みる日々である。

第81回 『いい覚悟で生きる』 〜 『言葉の処方箋 & 対話の場』 〜

2025年7月20日『横浜がん哲学外来』(代表・担当者:内田由美子氏)のメンバーの三国浩晃氏から【2026年2月14日(土)に横浜がん哲学外来・カフェ19周年記念シンポジウムを絶賛企画しております。 一昨日の横浜のメンバーは、内田由美子さん、西田千鶴美さん、末永佑仁さん、秋月隼人さん、三国浩晃で、参加者と一緒に樋野先生の『いい覚悟で生きる』(2014年初版) (添付)を 西田千鶴美さんが音読し、格調高いカフェになったのではと思います。】との心温まる励ましの連絡を頂いた。『いい覚悟で生きる』のHPには、下記が紹介されている

『がん哲学外来』提唱者が贈る言葉の処方箋

【がんになっても、人生は続く。 がんになってから、輝く人生だってある。 がんと告知されてから患者さんが心に抱えることは、『病気、治療、死に対する不安が3分の1で、あとは人間関係の悩みが実はいちばん多い。 家族、職場、医師……それまでなんとも思わなかった周囲の言動に反応して心が傷つくのです』と、『がん哲学外来』の提唱者で発がん病理学者の著者・樋野興夫先生は言います。『がん哲学外来』とは、多忙な医療現場と患者さんの『隙間を埋める』べく予約制・無料で開設された、今もっとも注目を集める『対話の場』です。約60分、著者はがん患者やその家族とお茶を飲みながら、不安や精神的苦痛を直に聞いて解消できる道を一緒に探します。 そして、どんな境遇にあっても『人はいかにして生きるか』という人生の基軸となるような『言葉の処方箋』を贈っています。 その数は延べ約3000人にも及びます。 本書は、がん哲学外来の『言葉の処方箋』を初めてまとめた待望の一冊。 著者自身が影響を受けた新渡戸稲造や内村鑑三、病理学の師である吉田富三ら偉人たちの語り継がれる金言から、哲学的なのにユーモアあふれる一言まで、読めばくじけそうな心が元気になる、人生に『いい覚悟』を持って生きるための言葉にあふれています。】

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