一般社団法人がん哲学外来

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21世紀のがん哲学 樋野興夫
〜すこしの時間ご一緒しませんか?
ちょっと立ちどまり、一息つき、考えるときを持ち、歴史人に思いをはせる~

第80回 『人間の探求』 〜 逆境に立ち向かう言葉 〜

2025年7月17日 筆者は新渡戸稲造記念センター(中野区)から東京女子大学(杉並区)の評議員会に出席する。 7月19日は、早稲田大学エクステンションセンター(早稲田校 新宿区)での講座『がんと生きる哲学』に赴く。 本講座(全6回)は【『ジャンル 人間の探求:テキスト:樋野興夫『新渡戸稲造 壁を破る言葉: 逆境に立ち向かう者へ40のメッセージ』(三笠書房)】である。

【講義概要:『がん哲学』とは生きることの根源的な意味を考えようとする患者と、がんの発生と成長に哲学的な意味を見出そうとする医師との対話から生まれました。 病理学者として科学としての癌学には哲学的な考え方を取り入れていく領域があるとの立場に立ち『がん哲学』を提唱しています。 日本人の半分ががんになる時代、好むと好まざるとにかかわらず多くの人が がんと一緒に生きる方法を見つけなければなりません。 本講座ではテキストの読みあわせと解説をしつつ受講者との対話を中心に講義をすすめます。 がんとともに生きる患者さん、家族や身近に患者がいる人、医療従事者等、患者に寄りそいたいと思う方すべてが対象です。参考図書として『なぜ、こんな目にあわなければならないのか がん病理学者が読む聖書「ヨブ記」』樋野興夫著(いのちのことば社)をお読みいただくと、より理解が深まります。】と掲載されている。 大いに感動した。

その後は、【がん哲学外来東中野メディカルカフェ『ひとりで悩まず話してください』(東中野キングス・ガーデン)開設10周年記念講演『楕円形のこころ』&面談】である(添付)。【心を交わす対話の場として開かれた東中野メディカルカフェも、開設10周年を迎えました。 今回は、記念として樋野先生のお話しを聞き、相談も受け付けます。 そしていつものカフェタイム。 病気のこと、家族や友人あるいは先生とのこと、お勤めのこと・・、ご本人はもちろんそのご家族、ご友人、どなたでも共に参加していただけます。】と紹介されている。 感激した。

第79回 『修練の場』 〜 支え合う 隙間を埋める 舵取り 〜

本日(2025年7月11日) 筆者は、病理医としての定例の『病理組織診断業務』に赴むく。 【顕微鏡を見て病気を診断する=丁寧な観察力の修練の場】である。

明日(7月12日、13日)は、【がん哲学外来市民学会 代表】として、『第14回がん哲学外来コーディネーター養成講座』(7月12日) &『第13回がん哲学外来市民学会』(Cancer Philosophy Clinic Association for the People)(7月13日)に出席する(大分県のJ:COMホルトホールに於いて)(添付)。 今回の大会長は【がん哲学外来「大分ふぐカフェ」店長 緩和ケア医師 林良彦先生】である。

林良彦先生から新刊が送られて来たものである(添付)。【創始者の樋野興夫先生は、 『時間をかけたからこそ 分かることがある。 遠回りしたからこそ 見えるものがある。』と仰っています。 悩みを持つ人が 自分自身に話しかけても、なかなか解決はつかないものです。 むしろ、『解決しなくても解消しよう……』という気持ちです。 マイナス×マイナス=プラスです。 マイナスをプラスに転化させる 最高の処方箋は『出会い』とも仰っています。 このカフェで同じ悩みを持つ人たちと話し合ってみませんか?! そしてこのカフェが 少しでも苦しんでいる人の助けになれば、幸いです。】と語られている。 大いに感動した。

今回、筆者は、特別講演1『多職種連携の交流の場:メディカル ヴィレッジ 』の機会が与えれた。 特別講演2は、『みどりの杜病院院長』原口勝先生の『治らなくても 支え合う市民の力 ~ 医療と介護の隙間を埋める ボランティアの働き ~』である。 原口勝先生は、昨年(2024年)福岡県八女市で住民公開講座『このまち、この村を メディカル ヴィレッジに』(八女市民会館に於いて)を企画された (添付)。 メディカル ヴィレッジ(Medical Village)は、『医療維新の舵取り』となろう!

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